マレーシアのポケット時刻表

2013(平成25)年01月調査

マレーシアでは国鉄にあたるマレー鉄道(Keretapi Tanah Melayu:KTM)が首都近郊通勤電車と長距離列車を運行しています(隣国のタイやシンガポールへ直通する列車もあります)。
一方、首都クアラルンプールではラピドKL(RapidKL)がLRTとモノレールを運営していますが、時刻表は確認できていません。

マレー鉄道(KTM)

KTM車両 KTMの列車は、長距離列車のKTMインターシティ(KTM Intercity)、都市間電車特急のKTM ETS(KTM Electric Train Service)、首都近郊通勤電車のKTMコミューター(KTM Komuter)の3つに分類され、
そのうち前2つについてはKLセントラル駅で尋ねるとポケット時刻表を頂けました。
KTMコミューターも列車ダイヤは公開されているものの、配布している時刻表は見つかりませんでした。

KTMインターシティ時刻表
KTMインターシティ時刻表
▲▲KTMインターシティ時刻表、2011(平成23)年7月1日、表面
▲KTMインターシティ時刻表、2011(平成23)年7月1日、表面
A3サイズの紙が折り畳まれた状態で頂きました。表面が西岸線、裏面が東岸線の時刻表となっています。
マレーシア語の他に英語表記もあります。
外国人も分かりやすいようにしているのか、あるいは単にイギリスの旧植民地だったことによる影響なのかもしれません。

KTM ETS時刻表
KTM ETS時刻表
▲▲KTM ETS時刻表、2012(平成24)年10月1日、表面
▲KTM ETS時刻表、2012(平成24)年10月1日、裏面
クアラルンプールとイポーの間を結ぶ電車特急です。
運賃表と時刻表が一緒になったものになっています。

エクスプレス・レール・リンク(Express Rail Link)

エクスプレス・レール・リンク車両 クアラルンプール中心部のKLセントラル駅(KL Sentral)と、クアラルンプール空港(KLIA)を結ぶ電車を運行しています。
途中ノンストップのKLIAエクスプレス(KLIA ekspres)と、途中駅に停まるKLIAトランジット(KLIA transit)の2種類があります。
案内の紙が配布されており、そこに時刻案内がオマケで付いている感じでした。
KLIAエクスプレスは「ピーク時間帯15分間隔、それ以外は20分間隔、深夜は30分間隔」と書いてあるだけなので時刻表と言えるのかどうか・・・

KLIAトランジット
▲KLIAトランジット、2012(平成24)年8月印刷、両面
駅に置かれていたKLIAトランジットのパンフレットに時刻表が付いていました。
英語表記のみなので、外国人を対象に作ったものと言えるでしょう。


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