台湾のポケット時刻表

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2015(平成27)年12月調査
2010(平成22)年12月調査

台湾では、国鉄にあたる台鉄(臺灣鐵路管理局)が台湾を一周する幹線のほか、全土に鉄道路線網を持っています。
また、主要都市を南北に結ぶ高鉄(台灣高速鐵路)では日本製の新幹線が走っています。

台鉄

台鉄車両 ポケ時が駅に置いてあることもあるようですが、基本的に駅員に請求してもらう形になります。 台鉄の全列車が掲載された冊子時刻表がありますが、駅によっては白黒コピーされた駅別時刻表のみ配るところもあったりでまちまちです。

交通部台湾鉄路管理局時刻表、2015(平成27)年10月交通部台湾鉄路管理局時刻表、2015(平成27)年10月交通部台湾鉄路管理局時刻表、2015(平成27)年10月
▲交通部台湾鉄路管理局時刻表、2015(平成27)年10月15日、表紙および中身一部
鉄道全線の時刻が掲載された冊子です。
一部路線では対号列車(指定席列車)と非対号列車(普通列車)を別ページに掲載しているのが特徴です。
また、見ての通り路線により時刻表が縦書きになったり横書きになったりします。

新烏日駅時刻表、2015(平成27)年12月
▲新烏日駅時刻表、2015(平成27)年12月1日、表面
白黒コピーではあるものの、世界的に見ると珍しい駅別時刻表を配布しています。

新営駅時刻表、2015(平成27)年12月
▲新営駅時刻表、2015(平成27)年12月1日、表面
駅掲示の時刻表をそのままポケ時にしたような形式です。
日本以外でこのような時列に発車時刻を並べる形式の駅別時刻表はほとんどありませんのでむしろ違和感があります。

高鉄

高鉄車両 小さいサイズのものと大きいサイズのものと2種類のポケ時が置いてありました。
また、中国語版とほぼ同内容で英語版と日本語版のものもあります。

高鉄時刻表、2015(平成27)年12月
高鉄時刻表、2015(平成27)年12月
▲高鉄時刻表・運賃、2015(平成27)年12月1日、両面
フルカラー10面構成のポケ時となっています。

高鉄時刻表、2015(平成27)年12月
▲高鉄時刻表・運賃、2015(平成27)年12月1日、表紙および中身一部
こちらは大きいサイズの時刻表で、小冊子になっています。

高鉄時刻表、2015(平成27)年12月
▲高鉄時刻表・運賃、2015(平成27)年12月1日、表面一部
こちらは日本語版です。掲載内容は中国語版と変わりませんが、小冊子ではなくジャバラです。
海外で日本語版のポケ時を無料配布しているとは珍しいですね。

高鉄時刻表、2015(平成27)年12月
▲高鉄時刻表・運賃、2015(平成27)年12月1日、表面一部
こちらは英語版です。

高鉄時刻表、2015(平成27)年12月
▲高鉄時刻表(年末年始ダイヤ)、2015(平成27)年12月31日~2016(平成28)年1月4日、表面一部
年末年始の多客時期に対応するため大増発を行った臨時ダイヤのポケ時です。
通常のポケ時と一緒に置いてありました。

高鉄時刻表、2015(平成27)年12月
▲高鉄時刻表(選挙ダイヤ)、2016(平成28)年1月15日~18日、表面一部
台湾でこの年の1月16日に行われた総統選挙と立法委員選挙にあわせて増発を行った臨時ダイヤのポケ時です(台湾では里帰りをして投票を行うため帰省ラッシュが発生します)。
4日間だけのためにちゃんとポケ時を用意するとはなかなか親切ですね。

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